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01
RC・SRC・S など堅牢構造に最適化した解体計画
マンションは鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造など、躯体そのものが大きな荷重と外力に耐えるよう設計されています。解体では、上階から順に安全域を確保しながら部材を取り外す段階解体が基本となり、梁成やスラブ厚、配筋量に応じて機械や工法を切り替えます。粉じんや騒音の拡散を抑えるため、仮囲い・防音パネル・散水設備を計画的に配置し、周辺生活への影響を最小限に抑えます。構造特性を読み解いたうえで工程を組むことが、安全と効率の両立に直結します。
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02
低層から中高層、テナント併用型まで幅広く対応
低層の共同住宅と中高層の大規模マンションでは、足場計画や揚重計画、搬出経路の確保など前提条件が大きく異なります。さらに一階に店舗や事務所を併設する複合用途では、設備系統や躯体の切り離しに高度な判断が必要です。当社は周辺の人流・交通量・学校や病院の有無を踏まえ、騒音の出にくい時間帯や工法を選びます。都市部の狭小ヤードや生活道路沿いの現場でも、段取りと説明を丁寧に重ね、合意形成を進めながら安全に工事を進捗させます。
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03
外構・機械式駐車場・屋上設備など付帯物の一体除却
マンションには機械式駐車場、受変電設備、屋上水槽、太陽光設備、外構や擁壁など多様な付帯物が付随します。これらは倒壊・落下・漏水・発火といった固有リスクを持つため、除却の順序と仮設の位置関係を先に確定します。付帯物の撤去と同時に、基礎や杭頭の処理、仮復旧の要否、境界工作物の整合を整理し、解体後の土地活用に支障が出ないよう整地の品質を担保します。終盤の写真台帳や測量までを含め、一体で品質を管理することが重要です。
マンションの解体とは?
対象とされる建物の種類
OUR BUSINESS
マンション解体にかかる費用相場
COST
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費用を左右する要素と考え方
費用は延床面積や階数、構造種別、躯体厚、現場の接道やヤードの広さ、搬出距離、養生の規模、残置物の量、アスベストの有無などの複合要因から決まります。とりわけ中高層のRC・SRC では、仮設・安全管理・交通誘導といった“解体以外”の管理コストが大きく、全体の五感影響(音・振動・粉じん・視覚・安全)を小さくする設計が必要です。事前段階でのリスク洗い出しが精度の高い見積につながり、結果として追加の抑制にも寄与します。
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概算の捉え方と内訳の見える化
同じ延床でも、狭小ヤードで積込スペースが限られ長距離搬出になる現場はコストが上振れしやすく、広いヤードと短距離搬出が可能な現場は効率化で適正化が図れます。当社では仮設・養生、内装撤去、躯体解体、積込・運搬、処分、交通誘導、整地・測量といった工種別に内訳を明示します。工程の前提条件も合わせて提示し、判断材料を共有することで、合意形成のスピードと納得感を高めます。
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追加費用が生じやすいケース
設計図書にない二重スラブや二重天井の発見、地中障害物や既存杭の残存、吹付材やボードにおけるアスベスト含有の判明、行政協議に伴う搬出時間帯の制限強化などは、追加の原因になり得ます。世古工業は試験はつりや分析、探索掘りなどで事前把握に努め、リスクの顕在化と対策を見積段階に反映します。変更が不可避な場合も、根拠と代替案、工程への影響を併せて迅速に提示します。
マンション解体の流れ
FLOW

事前調査と
基本計画の策定
構造・延床・階数・周辺環境・動線を調査し、仮設・養生・工法を確定します。アスベストは法令に基づく事前調査・分析を実施し、必要時は除去計画を立案します。騒音・振動・粉じんの影響予測を行い、抑制策を工程に組み込むことで、後戻りのない計画を構築します。安全計画と品質計画を同時に整えることが、着工後の安定運営につながります。

届出・近隣説明・
仮設準備
建設リサイクル関係の届出や道路使用許可、占用・警備計画などの行政手続きを進めます。管理組合や近隣住民に対し、工事の目的・期間・時間帯・連絡体制・緊急時対応を丁寧に説明します。仮囲い・防音パネル・散水設備の設置、搬出経路の確保、作業員動線と第三者動線の分離を徹底し、準備完了後に着工します。

内装解体から
躯体解体へ段階移行
まずは内装材と設備、サッシを分別撤去し、可燃・不燃の混在を解消したうえで搬出効率を高めます。続いて上階から梁・スラブ・柱の順に躯体を処理し、コンクリートは破砕、鉄筋は切断・集積します。粉じん抑制の散水と、騒音源の同時稼働回避、落下・転落防止措置を継続し、日々のKY活動で安全を更新していきます。

更地化・整廃材の
適正処理・地・
整地・引き渡し
廃材は品目ごとに分別・計量し、マニフェスト管理の下で適正処理します。基礎や杭頭の処理を終え、整地・転圧・排水勾配の確認を実施します。写真台帳や測量成果、完了報告書を整えて引き渡し、再開発・建替・暫定活用に向けた次工程の相談にも継続して対応します。
マンション解体で使える
補助金・助成金制度
ASSISTANCE
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枚方市の主な補助制度
枚方市では、老朽・危険度の高い住宅の除却や若年・子育て世帯の住まい確保、さらには危険ブロック塀対策に関する補助制度が用意されています。まず「住宅の除却(解体)工事補助制度」は、解体費用、床面積×1万円、上限20万円のうち最も小さい額が補助として交付される仕組みです。主に個人が所有する住宅を対象としており、耐震診断で一定基準未満であること、原則すべてを除却すること、世帯の年間所得合計が所定基準以下であること等が求められ、着工前の申込が原則です。
次に「若者世代空き家活用補助制度」では、空き家の除却や新築・リフォーム等に要する工事費用を最大100万円補助する枠組みが設けられています。対象要件や手続は年度により更新されるため、工事や契約の前に住宅まちづくり課へ事前協議書を提出することが必須です。相続取得の場合でも対象となる可能性があります。 -
申請の進め方と留意点
いずれの制度も「着工前に申請(または事前協議)」が原則で、契約・着手後は対象外となる場合があります。必要書類として、登記事項証明書、図面、写真、見積書、耐震診断結果(住宅除却補助)などが求められ、審査・現地確認に一定の期間を要します。とくにマンション一棟の除却のような共同住宅案件では、制度の対象範囲や“住宅”の定義との適合性、管理組合としての合意形成資料の要否など、個別の確認が不可欠です。制度の適否判定、スケジュールと工程の整合、必要書類の整備については、着工前に住宅まちづくり課へ最新要件を確認したうえで段取りを組むことを推奨します。
世古工業のマンション解体が選ばれる理由
REASONS
REASONS01
RC・SRC を熟知した安全最優先の施工管理
階上解体時の荷重と支保の管理、開口部からの転落・落下・挟まれ災害の防止、重機接触のリスク低減など、マンション特有の危険源を工程別に管理します。有資格者が常駐し、作業前ミーティングと巡回点検を日課化。安全・品質・工程の三位一体管理で、安定した現場運営を実現します。
REASONS02
周辺環境配慮と丁寧なコミュニケーション
学校や病院、商店街に隣接する現場では、静音機材の選定や作業時間帯の調整、粉じん・振動監視を計画に組み込みます。着工前の説明会や定期的な近隣周知、苦情窓口の一本化で、トラブルを未然に防止。情報の見える化が、地域の安心と工事の円滑化につながります。
REASONS03
見積の透明性と追加抑制の仕組み
工種別の内訳と前提条件を明示し、不確定要素は調査で顕在化させます。変更が生じる際は、根拠・追加額・工程影響・代替案を同時に提示し、意思決定を支援します。これにより、後工程での齟齬やコストの想定外を抑え、納得感の高い進行を実現します。
マンション解体の施工事例
CASE
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枚方市・RC6階建を
段階解体し暫定利用へ転用住宅密集地での解体のため、防音パネルと散水を強化し、通勤通学時間帯を避ける時間帯運用を採用しました。内装・躯体・搬出の並行管理で無駄な待機を減らし、約三か月で解体・整地を完了。引き渡し後は月極駐車場として暫定利用が始まり、早期収益化に寄与しました。
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東大阪市・SRC5階建の
店舗併用マンションを安全除却一部で二重スラブを確認しましたが、試験はつりで厚みと配筋を特定し工程を再設計。追加の影響を最小化しながら、テナント履歴のある配線・配管も安全に分離しました。更地引き渡し後、デベロッパーによる再開発がスムーズに着工しています。
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寝屋川市・S造4階建の
賃貸マンションを短工期で撤去幹線道路沿いの立地で、交通誘導と積込タイミングの最適化が鍵でした。内装撤去と躯体解体を段階平行で運用し、計画より早期の引き渡しに成功。近隣からの騒音・粉じんの指摘も少なく、工程後半のコミュニケーションが奏功しました。
マンション解体をご依頼いただいたお客様の声
VOICE
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管理組合理事長
大阪府・70代男性
建替か除却かで議論が続く中、費用・工期・周辺配慮の計画が明快で、住民説明会にも同席してもらえました。進捗報告が定期的にあり、危険作業の前には必ず説明があって安心感がありました。完了報告書と写真台帳の整理も行き届いていました。
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不動産開発担当
大阪市・40代男性
狭小ヤードでの搬出がネックでしたが、仮設と動線の工夫で近隣クレームを最小限に抑制。台帳やマニフェスト、受入れ証票まで整っており、社内監査も円滑でした。工程の遅延リスクと対応策を先に示してくれるので、意思決定が早まりました。
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オーナーご家族
枚方市・30代ご夫婦
老朽マンションの解体後、駐車場への暫定転用を提案いただき、固定費の負担を抑えつつ次の開発時期を検討できました。見積の内訳がわかりやすく、追加の可能性も事前に教えてもらえたので不安が解消。整地の仕上がりも丁寧で満足しています。
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管理会社担当
東大阪市・50代女性
テナント履歴や特殊設備が多い物件でしたが、事前調査と計画の密度が高く、関係者間の調整がスムーズでした。近隣説明の姿勢が丁寧で、工事中の問い合わせにも即時に対応。最後まで誠実な現場運営で、次の案件もお願いしたいと感じました。
解体工事の対応エリア
- 大阪エリア
- 兵庫エリア
- 京都エリア
- 奈良エリア
- 大阪市中央区
- 大阪市住之江区
- 大阪市住吉区
- 大阪市北区
- 大阪市城東区
- 大阪市大正区
- 大阪市天王寺区
- 大阪市平野区
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- 大阪市東成区
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- 大阪市此花区
- 大阪市浪速区
- 大阪市淀川区
- 大阪市港区
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- 大阪市福島区
- 大阪市西区
- 大阪市西成区
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- 野迫川村
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- 平群町
- 御杖村
- 三宅町
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- 大和郡山市
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- 吉野町
行政情報
解体工事を行う業者は都道府県による
許可制度のもとで適切に管理されています。
空き家解体に関する情報についても
掲載されておりますので、
併せてご確認ください。
下記に各機関の行政情報へアクセス可能な
リンクを掲載いたします。
-
■大阪府のご案内
法人番号:4000020270008
〒540-8570
大阪市中央区大手前2丁目TEL:06-6941-0351
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■国土交通省のご案内
法人番号:2000012100001
〒100-8918
東京都千代田区霞が関2-1-3TEL:03-5253-8111
解体工事に関するよくある質問
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解体工事にかかる費用はどのくらいですか?
解体工事の費用は、建物の種類や規模、立地条件によって異なります。たとえば、木造住宅の解体費用は10坪あたり30〜50万円程度、鉄筋コンクリート造(RC造)の建物では50〜80万円程度が一般的です。また、解体後の廃材処理費や整地費用も別途かかることがあります。お客様のご要望に応じた見積もりを行い、詳細な費用をご案内いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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解体工事に必要な期間はどのくらいですか?
解体工事にかかる期間は、建物の構造や規模、そして工事の内容によって異なります。一般的に、木造住宅の場合は1〜2週間程度、RC造や鉄骨造の建物の場合は1ヶ月以上かかることもあります。また、内装解体や外構解体の場合は、規模に応じて数日〜数週間程度で完了します。具体的な工期は現地調査を元に、お見積もりの際に詳しくお伝えします。
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近隣への配慮はしてもらえますか?
はい、当社では工事前に必ず近隣住民の方々へのご挨拶を行い、工事中の騒音や振動、粉じんなどの影響を最小限に抑える対策を講じています。防音シートの設置や、騒音管理、粉じん対策を徹底し、工事の進行中も定期的に周囲の状況を確認しています。お客様と周辺の皆様が安心できるよう、細心の注意を払って進めさせていただきます。
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解体工事前に必要な手続きはありますか?
解体工事を行う際には、いくつかの法的手続きを行う必要があります。たとえば、建物の延床面積が80㎡以上の場合、「建設リサイクル法」の届出が必要です。また、道路使用許可が必要な場合や、近隣住民への説明会も行うことがあります。これらの手続きについても当社が代行することができ、工事がスムーズに進行するようサポートいたしますので、安心してお任せください。
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解体工事中にアスベストが含まれている場合はどうなりますか?
古い建物にはアスベストが使用されていることがあります。アスベストが含まれている場合は、適切な処理が必要です。事前にアスベスト調査を行い、含有が確認された場合は、専門の業者による安全な除去作業が必要になります。当社ではアスベスト対策にも対応しており、法律に則った処理を行いますので、安心して工事をお任せください。
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解体後の土地の整地はどうなりますか?
解体工事が完了した後は、土地を整地し、次の用途に活用できるように整備します。廃材や不用品の処理も適切に行い、土地を平らに整地します。場合によっては、フェンスや門扉などの撤去も行い、敷地全体をきれいに仕上げます。解体後の土地活用についてのご相談も受け付けており、必要に応じてアドバイスを行います。
お問い合わせ
CONTACT
マンション解体は、技術・安全・周辺配慮・説明責任のすべてが問われます。
世古工業は、無料の現地調査と内訳明示の見積を起点に、追加抑制とスケジュール遵守を重視した進行をお約束します。
まずはお気軽にご相談ください。用途変更や再開発、暫定活用まで、次の一歩に合わせた最適解をご提案します。
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